在学生の声
2年生、女子
私は現在、社会福祉士になるために福祉の勉強をしています。社会福祉士になるには国家試験に合格しなければなりません。臨床福祉心理コースでは、その国家試験受験資格が得られるカリキュラムになっています。
福祉と一言で言っても、高齢者福祉、障害者福祉、地域福祉など、対象となる人も内容も様々です。また、福祉に携わるには、福祉の専門家としての倫理観、コミュニケーション能力、現在の社会保障制度についての知識などが必要です。1,2年生のうちはそうした基礎的なことを身につけていき、3、4年生時で実践的な学習をします。
まだまだ学ぶべきことはたくさんありますが、志の高い仲間と共に励むことにとてもやりがいを感じています。3年生の時の実習を実りあるものにするためにも、頑張りたいです。
ゼミの声
下村美刈先生
私たちは、心理アセスメント、児童虐待やDVの被害者への支援、アートセラピー等を専門とする下村先生のご指導のもとで臨床心理学について学んでいます。三年次は量的研究、四年次は質的研究について、心理学の研究とはどのようなものかといった基礎を学ぶことから始まります。臨床心理学の研究の理論や手法、目に見えない「心」を研究するにあたって重視すべきことは何であるのか、ということについてしっかりと学ぶことが出来るゼミです。現在の4年生は愛着や共感、家族関係をテーマに研究を進めています。
厨子健一先生
厨子ゼミのスローガンは「目いっぱい楽しく、でもやる時はやる!!!」です。ソーシャルワークの専門性、ソーシャルワークの本質を深く議論していきます。特に、近年学校現場に配置されたスクールソーシャルワークについて学びます。また、卒業論文では、何らかの調査方法を身に付けてもらいます。例えば、アンケート調査やインタビュー調査といった手法を用いて、量的・質的分析をします。ゼミ活動は、座学だけにとどまりません。他大学との合同ゼミ、ゼミ合宿などアクティブに動きます。さぁ、厨子ゼミで楽しく学びましょう!!!!!
佐野真紀先生
私たち佐野ゼミは、ソーシャルワーク(社会福祉士)として必要となる倫理や価値を学んでいます。ソーシャルワークを実践していくには、「人と人との関係性」に焦点を当てることが大事であり、現在4年生は、生きる希望を失っている高齢者や居場所のない精神障害者、生い立ちの分からない子どもたちなどに焦点を当て、高齢者とその家族、精神障害者の居場所、要保護児童の生い立ちといった側面から「人と人との関係性」を検討し、さらに、人が社会とつながっていくために、専門職はどのような価値を持ち、支援していくのかを議論しています。
ソーシャルワークを学びたい人はぜひ佐野ゼミへ。
上田琢哉先生
上田ゼミのモットーは、「心理学を楽しもう」です。
3年次の主なテーマは、学術論文の「批判的検討」です。ノスタルジアや陰口、目的意識から読書、居場所の無さまで、日常生活の興味の中から見えてくる心理学に関わる主題から学術的検討を行っています。
4年次には「箱庭療法」の体験から始まります。出来上がった箱庭は、一人ひとりの個性が表れ、現実とは少し違う不思議な世界を感じることができます。
岩満賢次先生
私たちは「地域福祉」を専門とし、各自の卒業研究を行っています。
研究テーマは、地域における諸アクターの関係性です。現在の4年生は、介護事業者のあり方や若者支援機関のあり方、住民の関係性の変化といった地域で活躍するアクターが人間の生活を支えるためにどのように活動すべきなのかについて、検討しています。コミュニティの形成や地域ごとの課題の特性など、地域福祉の知見を取り入れた福祉研究を行っています。また、施設の方のご厚意のもと、多くの施設で見学させていただいています。制度上同じ施設であっても、その地域で求められているニーズはそれぞれ異なり、その施設独自の工夫が存在するため、毎回刺激のある内容です。
ゼミ見学時は他ゼミ生との交流もあり楽しく過ごせます。特に岩満ゼミ生は自身の研究分野以外の施設にも積極的に見学に参加することで学習を深めています。